こんにちは、BEVELLEです。
現在はマネーパートナーズの『連続予約注文』で自動売買を実施しています。
私の過去の経験の後半です。少しでも参考になればと思います。
🔽前半はコチラ
1.裁量トレードからの振り返り
①3点の懸念
裁量トレードに別れを告げて、次の手段を探る事になりますが、まだFXを完全に諦めきれないでいました。
そこで、この撤退を振り返って、今のサラリーマンがメインの状況において、
FX投資家を兼務する為に越えなければならない要件、またはネックになった部分を挙げてみることにしました。
色々と思うところは有りつつ、結果としては
・取引時間が限られて、ポジションの新規/決済のタイミングを逃す
・感情に左右されてしまう
・チャートを読み切ったと思っても逆に動く
カテゴリに分類するしたら時間・感情・チャート力といった所でしょうか。
ふと思うと、サラリーマンを言い訳に出来そうなのは時間程度です。意外です。
他の感情やチャート力はサラリーマンでも努力次第で越えられそうな壁に思えます。
むしろ世の中にはこの壁を越えてガッツリ稼いでいるトレーダーも少なくないのかもしれません。
それでもやはり、まず解決すべきは時間です。
感情とチャート力を向上させたところで、披露する舞台がなくては話になりません。
ここを何とか出来ないか探り始めます。
②時間捻出や代替案の検討
とは言うものの、時間を作りだすのは容易ではありません。
一番時間を取られているのはサラリーマン本業の業務時間な訳ですから、そこに本格的にテコを入れるとなると仕事を辞める、もしくは勤務の短い仕事に再就職などになりそうです。
しかし、本業の給与基準が現状より下がるのは本末転倒です。
投資は余裕資金で行うのが鉄則であり、生活費まで投入するのはNG中のNGです。
投入資金が減って満足な投資も行えないのは時間を捻出出来たとしても遠回りなのは確実です。
では業務中の間、取引を誰かに代理で対応してもらうのはどうでしょう。
そうすれば、寝てる間も、本業の仕事をしている間も、ほぼ24時間対応で利益も逃さず完璧です。
が、当然ですが代理の方は取引に精通していなければなりません。
そもそもそんな人がいれば、自分の為に取り引きを行って、私の為に動く事はまず無いでしょう。
私が寝ている間も取り引きをしていなさい、だなんて一体何様でしょうか。
では、人がダメなら人以外でならどうでしょう。
私が仕事をしていても、寝ていても、システムが判断し、取り引きしてくれるような便利ツールがあれば
時間を捻出する以上の効果が期待できそうです。
AIも進化している今ならなんだか有り得る話な気がしてきました。
そんな経緯で検索した結果、出会ったのが自動売買のサービス達でした。
2.自動売買
自動売買の謳い文句や仕様を見た時に、これだ!と思いました。
AIが独自に判断、では無かったですが、
・時間に縛られる事が無い
・感情が取引に反映されない
・設定どおりに繰り返し対応してくれるのでココが入るタイミングだ!決済は今だ!とチャートを読む必要も無い
個人的な懸念点が全てクリア出来る仕組みでした。
これでダメならもうFXは撤退するしかないと思いつつ、導入してみることにしました。
自動売買①ブロードネット
トラッキングトレード
最初に取り引きしてみたのは『トラッキングトレード』でした。
自動売買の比較を見て頂ければと思いますが、
こちらは仕掛ける幅と、決済幅が同一です。
例えば10円の間に50銭間隔で仕掛けると設定した場合、20本の仕掛けを張ることが出来ますが決済間隔も50銭です。
1本の利益を大きくしようと決済幅を大きくすると、10円の中で仕掛けられる本数が減ってしまう仕様です。

少々自由度は低いとは思いますが、三大懸念を解消出来る点に加え、
FX投資家のプロ達がツールを実際に使い、利益を出している事を目の当たりにしたら、
やらないという選択肢は無い、という訳です。
しかも、そのプロの方々が親切にも設定を公開してくれています。
投資信託で銘柄に対してどの程度利益が出ているか、といった指標が有りますが、それに似た感覚を覚えました。
どの銘柄(通貨ペアと設定)を選択すれば利益が得られるか、という感じ。
初心者はその設定を丸パクリすればいいだけでOKだなんて素敵。
早速そのプロ達の中で累計利益が多い方の設定を真似して開始しました。
パクり運用の利益と感動
裁量トレードの方法や鉄則を一応勉強した身として、自動売買を開始して一番違和感を覚えたのが、
評価損が出ても損切りはせずに、様子を見守るという事でした。
買いで設定してスタートしましたが、チャートがどんどん下がった際に、
評価損は増えるは、さらにその上でポジションは増やしていくはで、画面にはマイナスの赤文字が目立っていきます。
裁量トレードなら、こんな場所で無駄に逆張りしてポジション持ったりしないのにな、というジレンマも起きたりしました。
でもそれが自動売買。
その後しばらくするとチャートが戻ってきて、なんと先日抱えたポジションが一気に決済されて利益となったではなりませんか。
自分が手動で取引していたらでは絶対に得られない利益だった訳です。
ちょっとした感動を覚えました。大げさですよね。凄い低い設定なので1つの決済が150円とかなんでw
結果、これは使えるとしばらく運用を続けます。利益も少しずつですが積み上がっていきました。
パクり運用の弊害
ただ、丸パクリの弊害が3か月に1度起きます。
サイトのプロ達は3か月間の中で誰が一番利益を出すかの勝負をし、
これが良かった、あれが悪かったと結論を出すのですが、
その3か月の締め切り時に抱えたポジションは一気に総決済してしまうのです。
そこも真似しようとすると、同じように無駄に評価損を確定しなければならない形になります。
今の設定が順調そうに見えても、キッカリ3か月でおしまい。
それに付いて行ってマイナスまで確定するか、それとも今の設定をそのまま続け、程よい評価損益の状態になったら総決済して、その後新たに設定を開始するか悩みます。
しかしそうなると、今の設定をどこで止めるか見極める力=チャート力の必要性が再び顔を覗かせてきました。
さらには感情もセットで押し寄せてきました。やっぱりマイナス確定したくない!
せっかく三大懸念が解消したと思ったのにこれではちょっと期間限定すぎました。
その後マイナス確定を避けて最初の設定を続け、口座資金を増やして真似設定を追加する事もしてみましたが、
やはり二大懸念が常に付きまとうのは精神的に良くないと実感し、最終的には損切りを確定させて運用を停止します。
そのうえで、設定が期間限定で終わる事がなく、有る程度チャートが大きく動いても耐えられる
そんな設定が必要と痛感し、自由度の高い設定が可能なサービスに移ります。
自動売買②マネースクエア
トラリピ
設定の自由度の高さを求め、次に手にしたのは『トラップリピートイフダン』通称トラリピでした。
現在の運用の形が出来るきっかけとなったサービスです。
トラリピはトラッキングトレードと違い、トラップの値幅と利益幅が自由に決めることが出来ました。
50銭間隔でトラップは仕掛けるけど、利益は80銭まで上昇したらにしよう、という感じに出来る訳です。

個人的にはトラップ間隔は有る程度広めにとっておき、決済はそれよりもちょっと狭くしておき、資金の安定性を狙う方針で進めようと計画しました。
さらに、ハーフ&ハーフというピザの注文かのような資金効率化もここで勉強になります。
チャートの中でどこからどこまでを仕掛ける幅とするか、その幅をすべて買いとするのか売りとするのか、
チャート力が乏しい私は悩ましい問題ですが、
狙った仕掛け幅を半分に分け、下半分を買い、上半分を売りとすれば資金効率は3倍になると謳っています。
トラリピは自動売買システムの第一人者なので、そのサイトが言うのであれば信憑性は高そうです。
早速この内容を取り入れる事としました。

問題の仕掛け範囲ですが、今後の運用予定年数と、過去の参考値動き年数は同じにするべし、という情報をどこかで見た気がしたので、
そちらに倣うことにすると、私は30年以上運用する予定なので、過去30年間の値動き幅を参考にする必要があります。
結果、もう過去20年間のチャート全域位の幅になっちゃいました。
が、プラスに考えると、どんなに大きく値動きしても想定範囲ですw
トラップ幅と利益幅
後はこの範囲に対してどの程度のトラップ幅で、どの程度の利益にするかです。
トラップ幅はもはや自分の資金と相談以外の選択肢は無い訳で、
シュミレーションツールを使用することにしました。
結果、あまりにも広いトラップ幅でした。
当然、範囲が広いので致し方ないのですが、さすがにそれでは相当値動きが激しく動いてくれないと全然ポジションが増えない状況に陥ります。
そこで、
①短期間で一気に複数ペアが最下限ラインまで落ちる事は無い事
②近年の値動きの少なさ
③リーマンショック時に同じ設定の場合のシュミレーションを追加実施
を考慮し、当初の計画よりもある程度リスクを取る選択をしてトラップ値幅を決定しました。
利益幅は、過去数年の1日の値動きを平均値化した数値が有りますので、
それよりも少し狭い値にしました。これはいい指標が有ったので簡単に決定しました。
運用してみて
結果的に、この運用が今も活きています。
トラッキングトレードよりも利益幅がかなり広くなったことを受けて、
決済の回数としては減りましたが、1度の利益が多いので有る程度納得の範囲でした。
さらに、分散投資として複数の通貨ペアを運用しましたが、コロナショックを受けても維持率には余裕が有り、むしろ利益が通常に比べて何倍も挙がった事で、この設定を続けるに値すると確信出来るいいテスト機会となりました。
裁量トレードや狭いレンジで仕掛けていたらロスカットされていただろう値動きに対し、余裕を持って眺められるのは精神的に非常に良かったです。
自動売買③マネーパートナーズ
トラリピから連続予約注文への引っ越し
ただ、トラリピの欠点であるコスト面がどうしても気になりました。
スプレッドの広さとマイナススワップポイントの大きさがもったいなくてしょうがなかったのです。
チャートが上がっていって、そろそろ決済ポジションに届くな、と思っても
スプレッドのせいで届かず、決済直前でチャートが下がっていく場面を何度も見たり、
プラススワップが微々たるものなのにマイナスはどんどん嵩んでいく様を見ると、
長期的にこれを繰り返されたらちょっと嫌だなと感じました。
そこで、オール自動ではなく、有る程度の作業は許容してでもコスト面を抑える事を目的として、
同様の設定が出来る『連続予約注文』に引っ越しすることで、今に至ります。
🔽マネーパートナーズの『連続予約注文』

少し面倒かな?と思っていた注文も慣れてしまえばこっちのもの。
これでコストが大きく抑えられるなら儲けものと感じています。
3.最後に
長々と書きましたがいかがだったでしょうか。
色々なブログ等を見ても、成功例は載せるものの、ここまで経緯を載せてる人は居ないかもしれないですね。
何故なら、このブログはタイトル通り『FX初心者』向けです。
冒頭にも書きましたが、同じような環境の方や、これから頑張るぞ!と思っている方には多少参考になるのではないかと思い記載しています。
もちろん、裁量トレードが全くダメと言うつもりは有りません。
才能が有るならむしろそっちで勝負しても良いと思ってます。
あくまで選択肢を広げる手助けになれば幸いですね。
設定はまた別に公開してますので、そちらも興味が有ればぜひ確認してみてください。
🔽BEVELLEの設定はコチラ