AIが独自に学びながら自動でFX取引を行ってくれる画期的なサービス『マイメイト』。
マイメイトを作成する際に幾つかステップを踏みます。
多くの方が頭を悩ますのがテクニカル指標と学習ニュースの項目だと思います。
今回は『学習ニュース』について確認していきましょう。
マイメイトが学習するニュースの情報元
マイメイトの学習するニュースはRefinitive社のネットニュースの集約サービス(TRMI)をインヴァスト証券が独自改良した情報となります。
THOMSON REUTERS MARKETPSYCH INDICES(トムソン・ロイター 市場心理指数)(外部サイト)
トムソン・ロイターのファイナンシャル・リスク部門だったのがRefinitive社であり、世界から最も信頼されている情報提供機関の1つとされています。
TRMIは以下の情報から数値化します。
- 主なグローバル・ニュース・ソース:40000
- ブログ、株式メッセージボード、ソーシャル・メディア・サイト:7000
- フィード提供期間、過去のアーカイブ保管期間:1998年~
数値化した情報は毎分提供されるという膨大な情報量です。

1分毎に情報が提供されるなんて凄い!

常に最新の情報を元にしているのは信頼出来ますね!
数値化の考え方は以下の通りです。
- 「ポジティブかネガティブなのか」という情報の方向性
- 「どのくらいの数の情報源から情報を得たのか」という情報の過熱度
- より多くの情報源から得た情報が、点数は高くなる
これは我々が通常に生活する上でも当たり前の処理している内容ですね。
テレビでどこのチャンネルを回しても同じニュースやってる、となればその情報は信頼性が高く、その情報を元に行動しようと思いますもんね。
マイメイトが学習するニュースの種類
TRMIによって集められ、提供される情報内容から、インヴァスト証券が下記の4種類に分類します。
1.「ネット上の感情的表現」
2.「マーケット状況」
3.「マーケットアナリストの相場予測」
4.「規制等の外的要因」
それぞれ見ていきましょう。
ネット上の感情的表現
ネットの上の感情的表現は以下のように定義されています。
「ネット上の感情的表現」:ネット上の阿鼻叫喚含む感情的表現を収集。
昨今ではツイッターを始めとした感情を投稿出来る機会が増えましたので、データとしては非常に多いのが特徴のようです。

グラフは2019年9月19日午前3時、FRB(米連邦準備制度理事会)が「政策金利を0.25%引き下げる」と発表した前後のニュース情報となります。
上に触れるとポジティブ、下がネガティブという反応です。
沢山の急落が見て取れますので、この情報をしっかり活用出来るのかがポイントになりそうですね。
マーケット状況
「マーケット状況」は以下のように定義されています。
「マーケット状況」:売られすぎ買われすぎなど現在の市況に関係した情報。

ネットの感情表現に比べると比較的グラフが安定しているようにも見えますね。
変化が有る際はマイナス側が目立つようです。
安全重視の場合はマイナス側に働いている時は静観しそうなイメージですね。
マーケットアナリストの相場予想
「マーケットアナリストの相場予測」は以下のように定義されています。
「マーケットアナリストの相場予測」:アナリストによる相場見込みは買い売りどちらが優勢なのか等で構成。

コチラは逆にプラス側への反応がよく見えますね。
上記2種との相関としては逆に働いているようです。
規制等の外的要因
「規制等の外的要因」は以下のように定義されています。
「規制等の外的要因」:ニュース頻度は少ないものの、金利や規制等の為替に影響を与える外的要因情報を集約。

常々変化が見られる、というよりは大きな出来事に反応するという位置づけで良さそうですね。
上にも下にも大きな動きが特徴のようです。
最後に
4点のニュースの違いについて確認でした。
グラフの上下を見る限り、情報量としては『感情>マーケット情報>相場予想>外的要因』といったところでしょうか。
公式でも『どのニュース指標が良い』とは謳っておらず。
更にAIがどのように情報を処理し、判断を下しているか明言していません。
今後の運用が進むにつれて少しずつ傾向が見えてくるかもしれませんね。
自身の運用方針との相性を考えて選択していきましょう。