プロスペクト理論について┃FXの取引を行う上で決して避けて通れない【感情】のお話

FX

こんにちは、BEVELLEです。

今は自動売買運用なので、この内容は特に必要ないのですが、

裁量トレード開始前はまさにピッタリ当てはまる!と感じたので、これからFXを行う人には知識として有った方が良いと思いますので記載しておこうと思います。

理論と書きましたが、チャートがこう動く!とかそういった類の理論では有りませんよ^^

感情を理解し、リスクコントロールをしっかりしよう!という内容です(*^^*)

1.プロスペクト理論とは

プロスペクト理論は人の感情についての理論であり、簡単に記載してしまうと

利益が出ている時はすぐにその利益を確定したくなる。
損失を抱えている時は、その損失の確定を先延ばしにしたくなる。

という内容です。

FXを少しでも取引したことが有る方はなんとなく思い当たる節が有るかもしれないですね。

ここで一旦テストをしてみましょう。

①テスト

直感で5秒以内に答えてください。

質問① 以下の条件の場合、AかB どちらを選択しますか?

A.100 万円が無条件で手に入る
B.コインの表が出たら 200 万円手に入る。裏だったら何も手に入らない。

質問② あなたが 200 万円の負債を抱えていると仮定した場合、AかBどちらを選択しますか?

A.無条件で負債が 100 万円減って、負債総額が 100 万円になる
B.コインの表が出たら全額支払い免除。裏の場合負債総額は 200 万のまま

深く考えず直感でお願いしますね。

②回答

それでは早速答え合わせです。

皆さん、質問①ではA、質問②ではBを選択したのではないでしょうか。

実はこのテストですが、統計的に質問①は A を、質問②は B を選ぶ人が圧倒的に多いのです。

つまり質問①では『無条件で 100 万円手にしたい!』と思い

質問②では『 200 万の負債が 50%の確率でチャラになるなら挑戦したい!』と思うのです。

分かります。非常に分かります。

私もそうでしたのでw

🔽プロスペクト理論に完全にハマっていた過去

では、その背景を簡単に説明したいと思います。

③解説

(1)質問①の場合

A.100 万円が無条件で手に入る
B.コインの表が出たら 200 万円手に入る。裏だったら何も手に入らない。

A の『無条件で 100 万円入る』と、Bの『50%の確率で 200 万円入る』について、

実は期待値でいうと同じなのです。

期待値 = 金額×その現象が起きる確率で計算することができます。

A は 100%の確率で 100 万円手に入る。つまり

100 万円×100% = 100 万円

B は 50%の確率で 200 万円手に入る。つまり

200 万円×50% =100 万円

要は A の質問も B の質問も、どちらも 同じく100 万円の価値のある質問になっている訳です。

にも関わらず A を選ぶ人が圧倒的に多くなる。

その理由はただひとつ、【人の感情が関わってくるから】なんですね。

機械に選択させたら文字通り半々になるかもしれませんね。

質問①で分かる感情は 利益を確実に手に入れたい という事。

利益(得な事)に対しては堅実な方を選択するのです。

(2)質問②の場合

質問①で堅実な選択をしたにも関わらず、質問②のような損をしている状況下では人格が真逆になります。

A.無条件で負債が 100 万円減って、負債総額が 100 万円になる
B.コインの表が出たら全額支払い免除。裏の場合負債総額は 200 万のまま

こちらも質問①と同じく期待値から確認してみましょう。

A は 100%の確率で 100 万円負債が減る。つまり

100 万円×100% = 100 万円

B は 50%の確率で 200 万円負債が減る。つまり

200 万円×50% =100 万円

お分かりの通り、質問②についても期待値としてはAもBのも同じ100万円の価値が有るということになりますね。

言い換えると、

Aは無条件で100万円手に入る。

Bは裏だったら何も手に入らない。

と、質問①と全く同じ内容になっている訳です。

にも関わらず、圧倒的多数の人が Bを選ぶとされています。

質問①で確実な方を選択するのに対し、質問②ではギャンブルに走ってしまうのです。

その理由ももちろん、【人の感情が関わってくるから】なんですね。

更に質問①とは違い、質問②では負債というストレスを感じてしまいます。

質問②で分かる感情は 負債(ストレス)をなくす可能性に賭けてみたい。 という事。

更に、仮に失敗しても『まぁ、どうせ負債が有るなら100万も200万も変わらないな』と、自分の都合の良いように解釈してしまいます。

損失に対しては堅実な方を選択出来なくなるのです。

2.FXに置き換えた場合

この状況を FX に当てはめてみましょう。

①質問①の場合

評価損益がプラスの状態、つまり勝っている時は早く利益を早く確定して、堅実に利益を手元に置きたいと思ってしまいます。

今は勝ってるけど、これで下がっていったらせっかくの勝ちが無くなってしまう、とも考えると思います。

まさに質問①の状況ですね。

利確した場合、正直勝ってるので悪いことでは無いですね。

ただ、この感情が働くとどうしても決済目標としていた価格よりも早くに確定してしまう事に繋がってしまいます。

その後更にチャートが上昇していって、本来の目標価格まで行った場合に、本来取れるはずだった大きな利益を取り損なう、なんて事も有り得るでしょう。

②質問②の場合

問題なのは評価損益がマイナスの状態、つまり負けている時です。

先の通り、負けている時は多くの人がギャンブラーになります。

FXのチャートが行ったり来たりする性質が有ることもこのギャンブル精神に拍車を掛け、

『もしかしたらチャートが転換してマイナスがチャラになるかも!』と根拠の無い期待を掛け

マウス1クリックで大事なお金のマイナスを確定したくない!と思うはずです。

まさに質問②の状態です。

この精神状態でBの可能性に掛けてしまうと、評価損益のマイナスががどんどん膨らんでいった際に、『もうここまで来たら損切りは出来ない』『戻るのに掛けるしか無い』という感情に追い込まれます。

そして最終的に何が待っているかと言うと、

そのまま自分自身では見守る(神頼みする)ことしか出来ずに、

強制ロスカットです。

自分の意志で確定させる事が出来たはずのマイナス金額の、何倍もの金額を消失させ、トレード出来ない状況に追い込まれる最悪の事態です。

3.プロスペクト理論から学ぶ対処方法

そんな大げさな事が有るのか?と疑問に思われた方は、是非You Tubeなどで、【FX ロスカット】と検索して動画を見てみると良いかと思います。

最終的には神頼みをしながら大事なお金を捨てていく姿が確認出来ると思います。

ではそうならない為にはどうすべきか。

先の回答の真逆の事をするだけです。

質問①ではBを選択し、質問②ではAを選択するのです。要は、

利益は確定をぐっと堪えて先延ばしにする。
負債はすぐに確定して最低限の損失で抑える。

これで最悪の事態を招く可能性がぐっと減ることに繋がります。

直感と逆の行動なので非常に葛藤する対応ですが、これがベストの選択です。

特にマイナスについては、確定するのに勇気がいりますが、

『損を確定してしまった』という後ろ向きな思考から、

『一度仕切り直した事で、エントリーして挽回するチャンスを獲得した』という前向きな思考に変える事で対応しやすくなります。

例えば10万円資金が有ったとして、1度のエントリーがマイナスに転じ、ギャンブラー精神で待ち続けた結果ロスカットして10万円一気に無くしてしまった事例の場合、

マイナスがまだ1万円の時に潔く損切りして損を確定し、落ち着いてチャートを見直しておけば、まだ9万円分新たにエントリーするチャンスが生まれていたはずです。

そしてその後の新規エントリーでプラスに転じる可能性も有ったはずです。

ギャンブラー精神で待つと『自己資金』だけでなく、『挽回のチャンス』の両方を失うと覚えていても損はないでしょう。

4.最後に

とは言ったものの、やはりなかなか感情に負けて実行に移せない!という場合、

もはや裁量トレードは諦めましょう。

裁量トレードで勝っている方は、損切りや感情のコントロールがしっかり出来ている方、と言い換えても良いくらいです。

FXで勝てる割合は1対9。

9割の人が負けている、というデータも存在します。

その所以はこの感情のコントロールが大きく関わってきます。

いくらチャートの勉強をしても、感情のコントロールが出来る人には敵わないのです。

それでもFXで稼ぎたい場合は、私と同じく自動売買で行う事をオススメします

自動なので、感情が絡む要素が一切有りません。

特に私の設定の場合はリスクを非常に低く設定しているので、評価損益がどんどんマイナスになって・・・といった状況が発生しにくいので、感情が揺さぶられる心配もほとんど有りません

実際に2019年9月から2020年8月までの運用で、逆指値注文時の手数料的な損切りを除けば、損切りは1度も発生していません。

ロスカットはまだまだ遠い存在です。

🔽BEVELLEの設定とリスク内容はこちら

熱くなりすぎると危険なFX。

是非自身に合った運用方法を実施していきましょう!

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