ブログのタイトル通り、私BEVELLEはFX初心者🔰です。
自動売買の運用前に、ほんの少しだけリアルタイム(裁量)トレードで今よりも高い利益率を目指して取引しようとしていた時期も有りました。
(結果はイマイチでしたが…)
その際に学んだ知識を記載しておこうと思います。
とは言うものの、特に後半については自動売買ではほとんど不要な知識です。
単語くらいは覚えておくとFX関連のサイトを閲覧する際に便利かもしれない、くらいの気持ちで目を通してみてください。
1.FXの基本編
①利益/損失の仕組み
FXは、通貨交換時の差額で利益が出たり、損が出たりします。
日本人で一番馴染みのあるアメリカドル/日本円を例にした場合。
あなたが 100円持っているとして、現時点で丁度1 ドル=100 円だったので1ドルを買いました。
今手元には1ドルです。
数日後、レートを確認したら1 ドル=110 円に上昇していました。
そこで、持っていた 1ドルを売って 110円と交換しました。
元の100円が 110円に増えた、つまり10円儲けたわけです。

逆に 、翌日1 ドル=99 円に値が落ちてしまいて、その際に売った場合、 1円損をすることになります。
この変動を利用し、取引を繰り返していくのがFXです。
②レバレッジ
差額で損益が出るのは分かりましたが、これでは何時までたっても利益が増えないように感じますね。
そのために FX ではレバレッジというシステムがあります。
現在の FX のレバレッジは 25 倍。
つまり FX の口座に 10 万円入れているとすると、10万円×25=250 万円保有しているものとして取引が出来るのです。
上記の例でも挙げたアメリカドル/日本円を1ドルの運用した場合。
その価値が1円上がれば1円の利益、100ドルの運用で100円、1万ドルの運用で1万円の利益です。
この利益(1円、100円、1万円)を外貨預金で得ようとすると、100円、1万円、100万円と、その分資金も多く必要になります。
ですが、このレバレッジのおかげで1万ドルを運用するのに、本来なら100万円必要なところ、FXならば25分の1の4万円で運用できます。凄いですね。

少額の元本でも大きな取引が可能になる、非常に大きな特徴と言えるでしょう。
③ロット数
1つのエントリーにいくら投資するかの基準になるのがロット数です。
FX業者では『1万通貨で1ロット』とする場合が多いですが、サービスによっては1000通貨、100通貨で投資出来るものも有ります。
1 万通貨とは、円で言えば 文字通り10000円。ドルで言えば 10000ドル。
例の如くアメリカドル/日本円の取引を行おうとした場合。
1ロット=1万ドル=100万円分
の資金が口座に入っていないと出来ない事になります。
『1口投資するだけで100万円の現金なんて…』となりそうですが、ここで上記レバレッジの出番です。
1万ドルを運用するのに、本来なら100万円必要なところ、FXならば25分の1の4万円で運用できます。凄いですね。(繰り返し)

ちなみに私が運用している『マネーパートナーズnano』は100通貨から可能です。
更に少額からの投資が可能ですね。
ロット数を増やすと、その分利益も損失も2倍、3倍になっていきます。
競馬例えると、単勝1.2倍でディープインパクト並みの超絶人気の馬がいたとします。
馬券は100円単位で購入出来ますので、100円買って、当たったら120円の払い戻し。20円の利益です。
いやいや、この馬は確実に勝つだろう!と、掛け金(ロット)を増やして200円買ったら240円の払い戻しが発生し、利益は倍の40円。
1000円なら10倍、1万円なら100倍と、個人の裁量とお財布次第でリターンを大きく出来ます。
これがFXでも同じように設定出来るという事ですね。
④必要証拠金
FXでポジションを持つ際に、必要証拠金分の資金が必要です。
必要証拠金とは、取引するのに必要な1通貨あたりの証拠金のことで、取引のペアによって金額が変わります。
2020年7月時点で某サイトでは下記の通りの設定でした。
- アメリカドル/日本円では、1000通貨1ロットあたり4400円
- ユーロ/日本円では、1000通貨1ロットあたり4900円
若干ユーロ/円で取引する場合の方が資金が多く必要な事が分かりますね。
もちろんポジションやロット数を増やせば、その分だけ証拠金が追加になります。
例1:アメリカドル/日本円で1000通貨1ロットで3ポジション保有した場合
4400×3=13200円の必要証拠金が発生。
例2:アメリカドル/日本円で1000通貨5ロットで1ポジション保有した場合
4400×5=22000円の必要証拠金が発生。
と言った具合になります。
評価損益だけではなく、必要証拠金も念頭に入れながら資金管理を行う必要が有りますね。
⑤評価損益/利確と損切り
相場が常に変動しているため、ポジションを保有していると、そのポジションが今利益を出せる状態なのか、または損を抱えている状態なのかが確認出来ます。
ポジションを決済するまでの未確定の利益や損の事を『評価損益(時価評価額)』と言います。

上の画像で言うと、上2ポジションが評価益の状態、下2ポジションが評価損の状態。
そのまま上2ポジションのように利益が出せる状態で決済することを『利確(利益確定)』
下2ポジションで損が出る状態で決済することを『損切り』と言います。
損切りの極意については別の記事で詳しく紹介しています。
⑥チャート(ローソク足)
値動きの様子を時間経過と共に表しているのがチャートです。
その中で、最も使われる表示がローソク足でしょう。
図のように1本の線と棒のセットを『ローソク足』と呼び、使用するサービスによって色は若干違います。
多くは赤/青で表現され、時間軸も細かく見ることが可能です。
一番細かくて『1分足』、長くて『月足』が一般的かと思います。
これは『1分の値動きでローソク足1本作る』、『1ヶ月の値動きでローソク足1本作る』といった具合で表示を指定して切り替える事で確認出来ます。

ローソク足の出来かたを簡単に記したのが図の下側です。
5分足なので5分で1本完成します。
スタートが100円。その後99円まで下がったと思いきや、3分後には101円に上昇しました。
しかし、4分後には97円まで一気に下落し、最終的には99円に戻ったところで5分間経過した為、1本完成です。(こんな値動きは有り得ないですがw)
こう見ると、何故太い線だけでなく、ひげと呼ばれる細い線が出来るか分かりますね。
チャートには他にも色々なツールや機能が有りますが、やはり自動売買では不要です。
主要なテクニカルツールを確認しておきたい場合はコチラから。
⑦単位(pips)
FX では通貨の単位を pips(ピプス)とも言います。
通貨によって最小単位が異なり、『円=銭』『ドル=セント』です。

「100pips 勝ったよ」というのは円で言えば 100 銭=1円分勝ったことになりますね。
私は未だにPipsで報告されてもピンと来ませんw
⑧スプレッド
簡単に言ってしまうとFX業者へ払う手数料です。
これが広いとFX業者へ多く支払う事になります。

この図で言うと、売りと買いの値段に0.4Pipsの差が出来ています。
仮に1万通貨で買い、値が動かない内に決済した場合は40円の損失が出ます。
これが丸々FX業者への手数料という訳です。
利益が出ている状態で決済しても、このスプレッド分を引かれた状態が利益になり、切ろうとしても切れない間柄になります。
ですので、今後長く運用を考えている方はスプレッドが低い業者を選ぶのが得策でしょう。
塵も積もれば、というやつです。
⑨スワップポイント
スワップポイントとは2通貨間の金利差のことです。
金利の差が多いと、受け取れるスワップポイントも多くなります。

ただし、売り/買いのポジションによってはマイナスポイントが発生する事もあります。
図で言うとカナダドル/日本円の買いではプラスのスワップポイントが発生してますが、ユーロ/アメリカドルの買いではマイナスのスワップポイントが発生してますね。
ポジションを長期保有する場合は注意が必要です。
ちなみにサイトによってポイントには差が有ります。
こちらも塵も積もれば、なので使用するサービスはよく比較しましょう。
以上が前半の知識でした。
このページの内容は把握しておくと良いでしょう。
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